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【マッチレポート】Jリーグディビジョン1 第34節 FC東京対ベガルタ仙台(2012/12/01)

シーズンを締めくくる大勝。確かな上積み

2012年12月01日 15:34キックオフ 味の素スタジアム
FC東京 対 ベガルタ仙台(リーグ:2勝2分3敗)
[入場者数]30,944人 [天候]晴、弱風、気温5.6℃、湿度65%(キックオフ時6.8℃、63%) [ピッチ]全面良芝、乾燥 [試合時間]90分
【マッチコミッショナー】鈴木保【主審】松尾一
<勝ち点45→48>FC東京6-2(2-1)FC東京<勝点57→57>
【得点者】ルーカス(8分、17分)、赤嶺真吾(35分)、チャン ヒョンス(49分)、渡邉千真(56分)、ネマニャ ヴチチェヴィッチ(82分、90+2分)、武藤雄樹(90+5分)

ファーストハーフ

FC東京は前節とまったく同じ、ベガルタ仙台は負傷の朴柱成に替わって田村直也が左サイドバックに入った以外は不動の11人、両チームともベストメンバーといえる陣容でJ1最終節に臨んだ。
最近は自分たちがボールを持つスタイルに戦い方を切り替え、かつ以前からのロングボールやクロスによる「砲戦」の手段も持ち、リーグ戦2位という結果を残している仙台をリスペクトして、東京は守備から入る戦い方。前線では積極的にプレッシャーをかけ、センターバックから長いボールを出されたときには森重真人とチャン ヒョンスが懸命に跳ね返す。どちらかと言えば仙台に「持たせる」入り方をした。そうした対応をされて仙台は調子がくるったのか、それともまだ前節、アルビレックス新潟に敗れて優勝を逃したショックが残っているのか、仙台にはいつもの勢いが感じられない。

先制点は意外に早い時間帯。序盤の相手をリスペクトした姿勢から、より能動的な仕掛けに移行しつつあった8分、高橋秀人からの長い浮き球を頭で受けたルーカスが華麗にディフェンダーのマークを外してゴールキーパーを抜くシュート。非常にセンスがいい≒タイミングや呼吸が合ったこの日の東京イレヴンを象徴するかのような先制点で東京が1点をリードした。さらに17分には右サイドでパスを受けたルーカスが梶山陽平、長谷川アーリアジャスールと連続ワンツーを成功させながら中央へと進み、最後は前を向いて右足でゴール。「魅力的で攻撃的な」と、クラブとランコ ポポヴィッチ監督が掲げるとおりの「崩し」から生まれたゴールで東京が2点をリードした。

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