【サッカー人気5位】「今は少ないパイを奪い合うのではなく」…

後藤勝責任編集「トーキョーワッショイ!プレミアム」

【サッカー書評】FCバルセロナの人材獲得術と育成メソッドのすべて(2013/01/14)

○データ
書名 FCバルセロナの人材獲得術と育成メソッドのすべて
副題 チャビのクローンを生み出すことは可能なのか
著者 マルティ・ペラルナウ
訳、監修 浜田満
定価 1,890円(税込)
発売日 2012年12月14日
出版社 カンゼン

この時期、各Jクラブのファン、サポーターが、ある程度マーケットの動向に一喜一憂してしまうのは仕方がない。しかしできれば昂ぶる気持ちを少し抑えてお読みいただきたい本である。

めざとい読者はもう手にしているのかもしれない。内容は書名がほとんどをあらわしている。その時点で興味がわくが、なにしろ原著はスペインの本だ。それをどう日本語版にローカライズかするか。それ次第でわれわれにとってよい本なのか否かが決まってしまう。

結果から言うと、少なくとも個人的にはぐいぐいと引き込まれる本になっている。FCバルセロナ史上初めてカンテラの日本人選手となった久保建英くんのマネジメントをおこなっている浜田満さんが必要にかられて読み、吸収し、使命感にかられて翻訳したものだから、その切迫感に信頼がおけるのかもしれない。冒頭に訳者が「まさにこれからバルサでの人生を過ごしていく建英君にとって有益な情報が網羅されていた」と記しているとおり、日本人のサッカーに携わる人間、またはサッカーファンが何かを得ようとして読む際に有益な本となっている。それは訳者の視点と読者の視点がシンクロしているからだろう。単に正確な日本語に訳しました、という以上の読後感が生じることに、訳者のバックボーンは関係しているように思う。

(残り 2563文字/全文: 3207文字)

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