【今週の小平／対柏戦に向けてその2】権田修一、高橋秀人、森重真人、チャン ヒョンス、三田啓貴、ランコ ポポヴィッチ監督［4,766文字］（2013/11/29）

2013年11月29日 18時21分　
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小学生から送られたお礼のメッセージを掲げる権田修一（左）、ネマニャ ヴチチェヴィッチ（右）の両選手。29日小平にて

あす30日にJ1第33節対柏レイソル戦を控えたFC東京は23日、小平グランドで午前練習をおこない、遠征地に向けて出発した。アウエーゲーム前日とあって時間はかぎられていたが、全体練習終了後もシュート練習や鬼廻しで汗を流し、それぞれが調整に励んでいた。
天皇杯4回戦対大宮アルディージャ戦でおよそ二カ月半ぶりに公式戦でのゴールを決めたものの前節無得点だった渡邉千真は「シュートを撃つことができているし、チャンスもつくれていて調子は悪くない。あとは結果だけですね。へんなことをせず、ゴールを獲れるようにしたい」と平静に努め、確率的に得点を生産するべくこつこつと任務を果たす構えだ。

トップ下かボランチか、いずれかのポジションで先発が予想される長谷川アーリアジャスールは「ミーティングで相手の特徴を観ました。しっかりみんなで共有できれば問題ない。点を獲れる時間で獲り、守るべきときに守り、流れを掴んで戦えれば」と、事前の準備に自信をのぞかせる。

代々韓国の選手が在籍し、現在も少なくなったとはいえ韓国代表のキム チャンスが在籍する柏レイソルにどのように立ち向かっていくかと訊ねると、チャン ヒョンスは次のように答えた。
「柏は毎年なんらかのタイトルを獲得しているチーム。いまリーグ戦では不振に陥っていますけれども、その順位が信じがたいチーム力があり、またいい選手も在籍しています。おっしゃるように、その時代その時代に韓国人選手がいるチームなので気持ちも入りますけれども、でも自分にとってはそういうことは関係なく、このチームでやってきたことを全面的に出せれば、あしたの試合は必ずいい結果が得られるのではないかと思います」

ランコ ポポヴィッチ監督も「やることは変えない。積み上げてきた成果を見せ、いいかたちでシーズンを締めくくりたい」と明言。二連勝でひとつでも順位を上げ、クラブの過去最高勝点を更新し、天皇杯に向かいたい。

【※このあと権田修一、高橋秀人、森重真人、チャン ヒョンス、三田啓貴、ランコ ポポヴィッチ監督の談話】

○権田修一の談話

「（第2節ではカウンターで柏に勝ちましたが？）けっこうああいうのも嫌いではありません。スコア的にもことしいちばんいいスコアで勝っている試合なので。とはいえ、第2節のことでしたから、同じ内容で勝ったとしても“ことし一年、何をやっていたの？”ということになってしまう。

（残り 3710文字／全文: 4826文字）

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