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【有料(時間限定無料終了)記事】あふれる闘志。積み重ねの手応え。河野広貴、水沼宏太、前田遼一、阿部拓馬、城福浩監督◆河野「(マッシモシステムの)どこが弱いかなんてわかってるから、こっちは」(2016/05/13)

昨年、マッシモ フィッカデンティ前監督が率いたFC東京で、4-3-1-2のトップ下として守備に奮闘した河野広貴が、「つぶす」と、熱い闘志をほとばしらせた。
「(マッシモ フィッカデンティ前監督率いるサガン鳥栖には)負けられないね! (マッシモシステムの)どこが弱いかなんてわかってるから、こっちは。どこを衝かれたら嫌か、という。どうなったらトップ下の選手がきついのか。さんざんやったから。そういうふうにボールを動かしてやりますよ。そうしたら4-4-2に変えてくるから」

鳥栖がいま苦しんでいるのは、マッシモのカルチョに着手してまだ間がないからだろう。それは2014年の東京を振り返ればわかる。マッシモのシステムは慣れるまでに時間がかかる。そのかわり、一度習得すると堅固な守備力を発揮するが、どんなシステムも一長一短、構造上の短所がないシステムは存在しない。河野はそこを的確に衝いて攻略するつもりだ。

「二試合連発? もちろんしたいですよ。いい感じですからね、コンディションは。紅白戦でもそうだし。このあいだの試合はあまりよくなかった。反省して練習しましたよ」
前節の対湘南ベルマーレ戦で決勝点をマークしながら謙虚な河野。その前にベトナムでビン・ズオン相手に2得点を挙げた前田遼一も、元気に反省している。
「やるべきことを変わらずにやろう、と。点を獲って勝つことがいちばんですね。このあいだのJリーグは点を獲れなかったので、その悔しさを晴らすようにがんばります。ベトナムは暑かったですけど、いい刺激が入った。このくらいの(日本の)暑さなら大丈夫(笑)」

あきらかに威勢がいい。“このままではまずい”という危機感をばねに、反転攻勢を始めてから、チームは変わった。水沼宏太は言う。
「ベトナムの試合から意識が変わってきていると思う。あのときも、

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