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【有料記事/ルヴァンカップ準々決勝第2戦第1報】草民ミドル!秀人ヘッド!ふたりのルヴァンカップ初ゴール&完封勝利でセミファイナル進出!~羽生直剛、田邉草民、東慶悟(2016/09/04)

9月4日、FC東京は敵地レベルファイブスタジアムで2016JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦に臨み、0-2でアビスパ福岡から勝利を挙げた。過去ナビスコ時代を通じて得点したことがなかった田邉草民と高橋秀人のリーグカップ初得点×2を守りきっての完封劇。ホーム&アウエーの二戦合計スコアを3-1とした東京は準決勝進出が決定。10月5日(水)と9日(日)におこなわれる準決勝で浦和レッズと対戦する。

○試合経過

台風12号の接近で一時は開催が危ぶまれたが、4日の試合当日昼に、予定どおりおこなわれることが決定。この日のために進めてきた準備はむだではなくなった。
第2戦の東京はボランチに梶山陽平、左サイドハーフに中島翔哉、1トップにはモビリティを重視してユ インスを起用。対する福岡は第1戦のメンバーから中盤の田村友を末吉隼也に替え、システムは金森健志を1トップとする4-1-4-1に変更。互いに相手を凌駕するべく布陣を組み、キックオフの瞬間を迎えた。

ファーストハーフの前半は交互に攻め合う展開。降雨で滑りやすくミスしがちなコンディションでも、積極的に攻め込んでいく。前半25分にはダニルソンの右コーナーキックから濱田水輝が頭で決めるが、直前に東京の選手を押すファウルがあり、ノーゴール。
すると30分、室屋成の右からのクロスが跳ね返されたあと、梶山からのボールを田邉草民が思いきりのいいミドルシュート! これがドライヴするように弧を描き、速い軌道でゴールネットを突き刺して東京が先制した。
トータル2-1で東京のリードとなり、このままでは敗退が決まる福岡は逆襲に転じる。しかしこの猛攻を東京が防ぎきり、0-1で折り返した。
後半30分には東慶悟のフリーキックを高橋秀人が頭で決めてアウエーゴールを2点とする。勝つために3点が必要となった福岡はなすすべなく、守備時5-4-1、攻撃時3-4-3となるフォーメーションで守りを固めた東京が完封でセカンドレグを制した。

立ち上がれなくなりながらも掻き出すように足だけでパスを出した東慶悟をはじめ、スタートから勢いをつけたインス、中島翔哉、河野広貴、そして途中出場した橋本拳人、前田遼一、羽生直剛らのハードワークが功を奏した。

○「出力を上げる」

篠田善之監督が試合の前後にさかんに発していた言葉が「攻守に於いて出力を上げる」だった。思いきり走り、

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