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FC東京U-23出発の地、麻溝でスコアレスドロー。二年間の積み上げを無失点で証明したチームの成長に、佐々木渉「(昨年と比べて)下からの元気な感じが加わって、自分も負けていられない」

川口能活のJ通算500試合出場達成を予感したSC相模原のポスター。

ダチョウ肉のステーキ。

※この記事は『Ole!FC東京U-23』の協力でお伝えします

○積極的な攻勢に出るも得点ならず

11月19日、FC東京U-23は相模原ギオンスタジアムでJ3第32節に臨み、SC相模原と0-0で引き分け。今シーズンの勝点を40に伸ばした。
後半16分に右ウイングバックのジャキットとの交替で、前日に鳥栖でJ1デビューを果たした平川怜がボランチに入り、鈴木喜丈がディフェンスラインへと移動、3バックの一角でプレーしていた柳貴博が右ウイングバックを務める配置転換で得点を狙った。しかしアディショナルタイム、その柳→ユ インスとつなぎ攻め上がってきた山田将之のシュートも実らず、両チーム無得点のままタイムアップの瞬間を迎えた。後半19分には内田宅哉、25分には久保建英、31分にはインスに決定的な場面があったが決められなかった。
試合後の中村忠監督は「残念だったのは、ゴールを見せることができなかったことです」と、勝ちきれなかった悔しさをにじませた。
なおオーバーエイジ枠で米本拓司が参加しボランチで先発、後半41分までプレーしてリッピ ヴェローゾとの交替で退いたほか、後半37分には内田との交替で佐々木渉が途中出場。4月30日のJ3第6節vs.AC長野パルセイロ戦以来203日ぶりのJ3出場を果たした。
また相模原のゴールキーパー川口能活がJ通算500試合出場を達成し、無失点で大記録に華を添えた。

○アウエーの相模原で見せた歩みの跡

SC相模原とはこれまで三回対戦して2勝1敗。昨年のJ3第27節(OAは林容平と圍謙太朗、得点は林のハットトリックと岡崎慎)、ことしのJ3第3節(OAなし)と、ホーム味の素フィールド西が丘で連勝している。相性がいい相手との印象もあるが、やはりチーム創設後初の試合となった2016シーズンJ3開幕戦、アウエー相模原ギオンスタジアムでの敗戦が忘れられない。吉本一謙と圍をオーバーエイジ枠で起用していたが、相模原の攻撃陣を中盤で食い止めることができず、あるいは長いボールを放り込まれ、1-0という点差以上に力の差を見せつけられた惨敗だった。
当時、FC東京U-23を率いていた安間貴義監督(現トップチーム監督)は

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