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存在感急上昇の永井謙佑「自然体。いつもどおり」で長居に臨む。小川諒也は「両サイドから攻める場面はある」と意欲【J1第8節「セレッソ大阪vs.FC東京」Preview】

シュート練習に励む永井謙佑。活躍次第では代表入りの芽も出てきた。

あす4月14日、FC東京はセレッソ大阪のホームであるヤンマースタジアム長居に乗り込み、J1第8節に臨む。中断期間が明けて再開後の初戦、J1第5節ではガンバ大阪を下したものの、つづくルヴァンカップグループステージ第3節ではベガルタ仙台に完敗。暗雲が垂れこめた。しかしJ1第6節はアウエーでV・ファーレン長崎に2-5の大勝、中二日で迎えた第7節は鹿島アントラーズに2-1で逆転勝ちと、結果を残してきている。リーグ戦7試合を終えて得点12、失点9という派手な数字で3位につけているのは異例。ディエゴ オリヴェイラは変わらず5ゴールで得点ランキング単独首位に立っている。
好調のメンバーでセレッソと戦いたいところだが、前節から中二日。中二日が二回つづく連戦は、やはり厳しい。長谷川健太監督も「せめて中三日、中三日くらいにしてほしい」と苦笑いし、冗談交じりに過密日程を嘆いた。
純粋に疲労度を考えれば先発メンバーを大量に入れ替えたいところだが、5人、6人といちどきに替わればサッカーが大きく変わってしまう。どのポジションの誰を休ませて何人を入れ替えるか。チームの機能性、なにより勝っているチーム特有の勢いを損なわずに、いかに運動量の低下を防ぐか。ベンチとしては悩ましいところだ。
vs.鹿島戦のあとに選手たちが、vs.セレッソ戦まではなんとか突っ走りたいと言っていた。そういう気持ちは買えるのではないか――と水を向けると、長谷川監督は「十分わかっています」。
技術と戦術を支えるフィジカルが低下していたとしても、メンタルが上向きだとすれば、帳消しになる可能性もある。ますます判断は難しい。長谷川監督は試合開始を迎えるその直前までわずか一日でコンディションがどうなっているのかを見極め、メンバーを決める意向を示した。

対戦するセレッソは現在4位につけ、東京を勝ち点1差で追う。この試合に敗れれば順位はひっくり返り、

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