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渡辺剛に期待する理由

 

 
 現在の日本代表にはリオ五輪世代の室屋成、南野拓実、中島翔哉、そして東京五輪世代の冨安健洋と堂安律がメンバー入りを果たしている。リオ五輪世代には植田直通というベルギーのセルクル・ブルージュに所属するセンターバックもいるが、このポジションに関しては東京五輪世代から早熟化、あるいは質的変化が目立ってきているようだ。その力が認められ、今冬、中山雄太がPECズウォレ、板倉滉がマンチェスターシティを経由してFCフローニンゲンへと移籍、相次いで欧州に戦場を求めたことは記憶に新しい。
 今シーズンからFC東京に正式加入した渡辺剛は彼らと同じ1997年の早生まれ。冨安はさらに2学年下の1998年11月生まれだが、96世代から98世代までは、ほぼ似たような時代の波を被っていると言っていいだろう。空中戦に強い長身のセンターバックでありながら速さも兼ね備えるというスペックの方向性は冨安と共通するところだ。
 
◆「負けたくない」

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