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【新東京書簡】第六十五信『若手がポジションを狙うとき』後藤

 
【新東京書簡】第六十五信『若手がポジションを狙うとき』後藤
 
 海江田さん、みなさん、お久しぶりです。
 後藤です。
 
 ちょうど前回の新東京書簡第六十四信から2週間後の10月30日水曜日、取材で鹿児島に行っていましてね。悪天候で順延になっていた未消化分のJ2第23節が、鹿児島ユナイテッドFCとFC岐阜のJ2残留をかけた大一番になってしまい、しかも岐阜が後半アディショナルタイムに先制ゴールを許して敗れるという衝撃的な展開で、まあ第六十五信に着手するタイミングがなく、その後もFC東京の優勝争いと岐阜の残留争いで忙殺されていました……。
 
 言い訳でしかないけれど、お便りが滞り、海江田さんにも読者諸兄にも申し訳ない。J2もJ1参入プレーオフを残すだけとなり、一段落したところで、あらためて新東京書簡をお送りしたいと思う。今後ともよろしくお願いします。
 
◆グレーゾーンの惜しい選手たち
 

小平で取材に応じてくれた宮崎幾笑。


 さて、フリーランスという仕事柄、大手とちがうところに鼻が利く習性なのか、それとも単なるへそ曲がりなのか、どうしても出場機会に恵まれていない選手に目が行ってしまう。
 ほんとはそういうところを採り上げないほうがいいのかもしれない。試合に出て活躍するようにならないと取材されることもないんだぞ、だからまずは試合に出られるようにしろと、危機感を持たせるためにね。
 
 でもこちらも人間だから、どうしても隙あらば、ふだん書く機会の少ない選手を扱いたいと思ってしまう。
 
 で、ここからが重要なんだけど、我が青赤では、

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