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中村帆高「サイドの攻防が多くなる」渡辺剛「集中力がすごく大事」長谷川健太監督「一瞬でも気を抜けばやられる」。斬るか斬られるか、北海道コンサドーレ札幌とのスリリングな攻防を予感するFC東京。好調同士の撃ち合いとなるか【7月20/21日Web囲み取材】

 

表情は明るい。©F.C.TOKYO


空中戦とカバーリングに冴えを見せる渡辺剛。©F.C.TOKYO


 J1第6節北海道コンサドーレ札幌戦を控え、7月20日に中村帆高、本日21日に渡辺剛と長谷川健太監督がWeb囲み取材に応じた。現在も小平の練習場でFC東京のトレーニングを直接取材することは難しい状況であり、監督と選手のコメントから、あす7月22日の札幌ドームでの戦いがどうなるかを予想していく。
 
◆“橋本拳人後”の初戦
 
 五輪のことは考えず、東京で結果を残して東京を勝たせたいという想いしかない――という大卒ルーキーの中村帆高はJ1第3節川崎フロンターレ戦では右サイドバックで先発出場を果たしたものの、4失点した前半かぎりで交代。一転、次節は左サイドバックで先発し、横浜F・マリノス撃破に貢献した。前節も終盤、小川諒也に代わり途中出場。突出した対人守備、ハードワークを活かし、出場機会を増やしている。交代枠5人制もあり、次節も先発か途中出場かにかかわらずプレーする可能性は高い。
 必然的に札幌戦出場を前提とし、言葉も現実的なシミュレートになる。
「サイドの攻防が多くなる。そこで自分だったりサイドバックの選手がいかに相手の攻撃をシャットアウトして自分たちのいい攻撃につなげられるかが大事だと思います。監督からもそこは求められている。あまり気負いすぎず自分がやるべきことをしっかりやって勝利につなげたい」
 

Zoom取材に応じる中村帆高。


 1トップ2シャドーに加えて両ウイングバックも張り出してくる、おなじみのミシャシステムが相手。その圧力に橋本拳人移籍後の東京が耐えられるかに世間は興味津々だが、中村帆高は「(橋本)拳人くんが抜けたから守備が崩れるとなったら終わり」と、神経を研ぎ澄ませている。
「ディフェンスライン、ボランチの選手が声を掛け合って気を引き締めていかないと。チームの連携が試される」
一方、渡辺剛は

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