ジョアンオマリ、2020年最後の試合でヒーローになった男が「諦めないこと、やめないこと」の大切さを語る【新春Special Interview】

小平にて、真剣な面持ちのジョアン オマリ。 ©F.C.TOKYO
レバノン代表のキャリアを持つセンターバック、ジョアン オマリ。サガン鳥栖やヴィッセル神戸でもプレーしたこの男は、ACLに向けて戦力を増強したいFC東京に新たな外国籍選手としてやってきた。
しかしJ1ではなかなか出場機会を得られず、ベンチで過ごすことが多かった。ベンチ外となり、サブメンバーやベンチ外の選手のみが出場する練習試合で調整することもあり、19連戦中の渡辺剛が軽傷がちだった時期などにプレーする機会はかぎられた。
そんなジョアンが脚光を浴びたのは、ベガルタ仙台戦で1カ月弱ぶりのリーグ戦出場を果たしたあと遠征したカタールでのACLだった。強さ、高さを前面に押し出すアジアのチームを相手に、森重真人をアンカーに置き、ジョアンと渡辺がセンターバックでコンビを組み、ヘディングで跳ね返す役割を担った。
ACLから戻ってきても、ジョアンはセンターバックのポジションを手放さず、そして最終節のヴィッセル神戸戦で決勝ゴールをものにし、最後の最後でヒーローになった。その感触を携えて2021年1月4日のルヴァンカップ決勝に臨もうという彼を12月の下旬に直撃した。サッカーの範疇に留まらない“金言”を胸に刻んでほしい。

小平に返ってきてからの練習でも眼光鋭く。メディア公開日に撮影。
◆諦めないことやめないこと
――あなたはすごく気さくで順応性も高いですね。このパーソナリティはドイツで生まれ育った時点でそうだったのか、それとも国際移籍を繰り返すうちにそうなっていったのか。
ジョアン オマリ 自分のこういうキャラクターが
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