山梨フットボール

「腹立たしく、叫びたくなるような負け試合だが、”共に戦おう“という気持ちは高まった」【2018明治安田生命J2リーグ第26節 松本1-0甲府 レビュー】

2018年7月29日松本1-0甲府(18:03K.O/松本平広域公園総合球技場/入場者数14,197人/天候 晴 中風/気温 26.4℃/湿度 55%)

得点者 34’セルジーニョ(松本)

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「腹立たしく、叫びたくなるような負け試合だが、”共に戦おう“という気持ちは高まった」

地参戦し、翌日は朝から仕事をした人は凄いなぁと思う…松本戦。

合終了から暫くして、ゴール裏のサポーターがずっと歌い続けていて、記者会見中もずっと聞こえていた。

え漢よ~誇りを胸に持ち~俺等がついてるぜ~ラーララララー」

人ひとりの声は記者席では聞こえないから、選手が挨拶に行ったときにコールもブーイングもなく――個々に声を出した人は何人もいたと思うが――静かに見えたゴール裏。その時はゴール裏の感情を推し量れなかった。何かを叫びたくなるような終了直後の感情…気持ちが少し落ち着いてから、”共に戦おう“というメッセージを歌うことで送ったんだと思う。そして、その歌には自分自身を鼓舞する思いもこもっていたはず。それだけショックで悔しい競り負け。試合後、ミックスゾーンに出て来た選手の中にも受け止められていないような顔がいくつもあった。

い内容の試合ではなかったし、甲府が力のあるチームだということは示した。でも、それだけに悔しいし、ケガや移籍で選手を抜かれ、前節はセルジーニョが出場停止、退場者も出して10人で戦うなど松本も苦しい状態だったけれど、3連戦を3連勝させてしまったことも悔しい。ただ、現実は相手が首位で甲府は勝ち点が13ポイント離れた11位だった試合。ルヴァンカップでベスト8に勝ち上がり、天皇杯もベスト16とJ1相手に結果を残しているだけに、そこにプライドや自信や希望を持ってきたが、もう別の話としてリーグ戦の間は忘れた方がいいと思った。

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