柳下毅一郎の皆殺し映画通信

『あと1センチの恋』 自分本位過ぎる展開は炎上案件レベル [♪akiraのスットコ映画の夕べ] -3,995文字-

ポスター A4 パターンA あと1センチの恋 光沢プリント

 

あと1センチの恋(2014/英・独)

監督 : クリスティアン・ディッター
出演 : リリー・コリンズ、サム・クラフリン

 

P.S.アイラヴユー [DVD] hiyotokoスットコ映画の金字塔『P.S.アイラヴユー』を書いたセシリア・アハーン原作映画の第二弾。前作はヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラーという、根性が座りきったような男女で涙活用恋愛ものを作ろうとして失敗したのか、それとも原作そのものに問題があったのか。年末休みのカップルで満載の映画館で検証してきました。

ぎこちなく結婚式のスピーチを始めようとするロージー(リリー・コリンズ)の場面で始まる・・・と思った途端に<12年前>のテロップが。(ちなみに<XX年前>とテロップで出る映画がスットコである確率はなぜか非常に高い) クラブで18歳の誕生日を祝っていたロージーとアレックス(サム・クラフリン)はテキーラを一気飲み。翌朝激しい二日酔いで家のベッドにいたロージーをこわごわと訪ねてきたアレックス。2人は向かいの家に住んでいる幼なじみで、5歳の時から片時も離れずお互いの間に秘密はなかった。ある晩同級生らと海岸に行ったところ、ロージーはイケメンだけれど女たらしで有名なグレッグに、アレックスは高嶺の花だと思っていた美女ベサニーからアプローチ。グレッグの6パックによろめいたロージーは、童貞だからと尻込みするアレックスにベサニーをパーティに誘うようけしかける。

 

 

パーティ当日、いちゃつくアレックス達を見てむっとしたロージーはグレッグとホテルにしけこむが、噂と違って童貞だったグレッグはコンドームの装着に手こずる始末。なんとか付けたグレッグはブラ着用のままのロージー相手に行為に及ぶが、わずか3秒ほどで終了。「よかっただろ!」と自信まんまんの彼に「まーこんなもんかしら・・・」と、いまいち冷めたロージー。しかし! その後グレッグの局部を見たらコンドームが無い!!! どこ!落ちてない?マジ?入ったまんま?うっそー! とパニックを起こしたロージーは、部屋を飛び出しエレベーターでアレックスに緊急の電話をし、病院に連れて行かせる。「女医さんがいいんだけど」という希望もかなわず、カーテン半開(これがマジで通路から丸見え)の診察ベッドで処置される。

 

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tags: クリスティアン・ディッター セシリア・アハーン

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