左サイドバックで練習したのは試合前日の1日のみ。未知数のイッペイ・シノヅカへの賭け [J19節 川崎戦プレビュー]
FC東京とサンフレッチェ広島に大筋似たような内容で負けた。ボールを保持しながらも、カウンターとセットプレーで屈したという表現でほぼ間違いないだろう。
次の相手の出方が気になるところ。川崎フロンターレがリーグ屈指のポゼッション能力を持っているのは周知のとおりだが、近年は戦術的な幅も持ち合わせるチームに仕上がりつつある。ポゼッションを志向しつつ、マリノスに合わせてカウンターも繰り出せるチームだ。マリノスの近2試合を見て、戦い方をマイナーチェンジしても不思議ではない。
対して、マリノスはどうゲームを運ぶか。広島戦後、アンジェ・ポステコグルー監督は「全体を通して指導のやり方や戦い方を変えるつもりはない。もっとディフェンシブになるということはないし、今のサッカーを極めていきたい」と言い切った。これまでどおり自陣からボールをつなぎ、相手を圧倒するサッカーを目指す。
過去2試合は相手のブロック守備を崩い切れず、決定打を与えられなかった。その点において、仮にフロンターレが4-4のブロックを形成したとしても、FC東京や広島の完成度には及ばないはず。付け入る隙はありそうだ。
しかしながら、ここで先手(つまり先制点)を取れないと、途端に苦しくなる。それは2試合連続で大量失点による大敗を喫しているからで、チームや選手のメンタルは常に一定ではない。サッカーゲームと違い、人間や組織が力を発揮する上でテンションやモチベーションは大きなウェイトを占める。
そして、この試合では最近のパフォーマンスや連戦であることを踏まえ、複数人の先発入れ替えが行われそうだ。
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