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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

(ポステコグルー監督について)「 ここまで話さない監督は初めて。でも今のサッカーをやっていて、みんな楽しいと思っているはずです」 [扇原貴宏インタビュー(前編)]

【扇原貴宏選手インタビュー(前編)】

実施日:10月14日(月)
インタビュー・文:藤井 雅彦
協力:横浜F・マリノス広報室

 

扇原貴宏は開幕戦をベンチから見つめていた。先発でピッチに立てない悔しさはあった。でも、それ以上に「今年は行ける」と前向きな手ごたえを感じ取っていた。

展開力や球際での激しい守備も魅力だが、それ以上にフォア・ザ・チームの言動が印象的。だから「エゴになったことはない」と胸を張って言い切る。

すべてはF・マリノスが優勝するために。好調の陰に、背番号6の献身がある。

 

 

◇一緒に戦ってきた仲間が移籍するのは痛い。でも個人の事情は尊重してあげなければいけない。

 

――昨年は最終節で残留を決める苦しいシーズンでした。今年は一転して、ここまで3位と優勝を狙える位置につけています。その違いは?

 

「昨年は新しいサッカーにチャレンジし始めたシーズンで難しい部分もありました。今年も同じサッカーを貫く中で新加入選手が多かったので、スタートダッシュがとても大切でした。僕はベンチスタートだったけど、開幕戦を見ていて『これは今年、行けるな』という手ごたえがありました」

 

 

――開幕戦のガンバ大阪戦は開始1分で失点する立ち上がりでした。驚きませんでしたか?

「正直言えばちょっとビックリしました(苦笑)。でも、失点に慌てることなく自分たちがやろうとしていることが形になっていたし、それが得点につながって手ごたえになり、勝つことで自信になりました。全体的に若いチームということもあって、開幕戦のガンバ戦であれだけの内容を見せられたことが大きかったと思います」

 

――F・マリノスは昨年オフも今年の夏もメンバーの入れ替えが激しい印象です。戦っている選手の立場としては難しい部分もあるのでは?

「慣れが必要なサッカーだと思うので、特に昨年から一緒に戦っている仲間が移籍するのは痛いです。(天野)純や、イッペイ(シノヅカ)や、もちろん(飯倉)大樹くんもいてくれたら助かるし、今年から加入した(三好)康児も同じです。でも個人の事情は尊重してあげなければいけない。チームとして痛いのは間違いないけど、自分たちに確固たるベースがあったから大きく順位を下げることなく戦えていると思います」

 

 

――シーズン途中に加入する選手に対して、同じ選手として何かアプローチしているのですか?

「特別に何かをやっているわけではありません。でも新加入選手がプレーしやすいように何をすればいいかは常に考えています。一番大切なのは練習の中でF・マリノスのサッカーを理解してもらうこと。見ているよりも実際にプレーするのが一番分かりやすい。その中で、ちょっとしたアドバイスを送ったりはしています」

 

――加入直後はこのサッカーに戸惑う選手も多いのでは?

「今までやっていたサッカーとは違うはずなので、正しいポジションを取るのがちょっと遅かったりする場面はあります。とにかくみんなが空いているスペースを見つけて動いてパスを回すので、その反応が遅い選手がいるとチーム全体がノッキングしてしまうのは事実だと思います」

 

――記者席から見ていると、良くも悪くも配置がグチャグチャです(笑)。

「そうだと思います(笑)。それでも今はだいたい誰がどのあたりにいるかが感覚で分かります。1年半以上続けてきたので体に染みついています」

 

 

 

 

◇ここまで話さない監督は初めて。でも今のサッカーをやっていて、みんな楽しいと思っているはずです。

 

――練習を見ていると、監督が細かく指示を送っている場面はほとんどないですし、個別に指導しているシーンも見たことがありません。実際のところはどうですか?

 

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