サッカーライター大忘年会12/26(木)渋谷で開催

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

扇原の出場停止と大津の負傷に、松原健は「サブでウズウズしてる選手や、ベンチ外で悔しく思ってる選手もいる。自分も少し前までその立場。次は本当に総力戦。全員で勝って、優勝したい」

 

まさしく完勝だった。

特に大事な試合序盤は、出足の鋭さや攻守の切り替えといった基本的な部分でフロンターレを完全に上回った。マイボール時は相手を置き去りにしたスピード感あふれる攻撃を実現させ、相手ボール時はまったくと言っていいほど自由を与えない猛烈なプレスとなった。

モチベーションの高さという点でも相手を凌駕していたのは明らか。加えて言えば、雑念や邪念から程遠いスタンスが素晴らしい。

「状況次第で優勝の可能性もある試合だったけど、チームとしてそういうことはあまり考えていなかった。目の前のフロンターレに勝つことだけを考えていた」(喜田拓也)

戦前から選手たちが話していたとおり、あくまでも一戦必勝で臨み、最近のマリノスらしい4得点でフロンターレを粉砕した。

優勝こそ持ち越しとなったが、最終節はかなり有利な状況で戦える。引き分け以上なら無条件で、仮に敗れたとしても3点差までならマリノスが上に立っている。一般的にはマリノスの優勝が濃厚と考えるのが自然だろう。

ただ、気がかりな点が二つある。

一つ目は、この試合で警告を受けた扇原貴宏が累積警告で出場停止になってしまったこと。自身のミスをカバーリングするためのプレーに、無念のイエローカードが提示された。

それでも試合後の扇原は視線真っ直ぐに、力強く言い切った。

「悔しいけど、自分が招いたこと。切り替えてあとはチームメートに託したい。今年は試合に出ている選手だけではなくて、出ていない選手も含めて全員が同じ目標に向かって頑張ってきた。僕が出られなくても信頼して仲間に任せられる」

 この状況で初めて聞く言葉ではない。これまで何度も繰り返してきた種類のフレーズだ。だから決して強がりでも、カッコつけているわけでもない。

二つ目の心配要素は、途中出場した大津祐樹の負傷である。

 

 

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