「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「自分には最高の仲間がいる。みんなの協力を得てF・マリノスを強くしていきたい。マリノスのためになることであれば、自分は何でもやる」 [栗原勇蔵引退インタビュー(後編)]

【栗原勇蔵選手引退インタビュー(後編)】

実施日:12月9日(月)
インタビュー・文:藤井 雅彦
写真:星 智徳
協力:横浜F・マリノス広報室

前回からつづく

 

 

 インタビュー前編で「自分は監督に向いていない」と自己分析した栗原勇蔵。では心優しき若大将は、どの道を志すべきなのか。

 この後編では、指導者以外の選択肢についても率直に質問をぶつけてみた。

 身体能力の高さを生かしたプレースタイルとは180度異なる思慮深い言葉の数々に、さまざまな可能性が隠れている。

 

 

――以前、「サッカーにDF専門コーチみたいな担当がいてもいい」と話していました。面白いアイディアだと思うのですが。

「これまで聞いたことがないわけだから、需要や予算がないのかもしれない。プロ野球はバッテリーコーチや打撃コーチ、守備走塁コーチといった感じで分担されている。サッカーもポジションや役割によってコーチがいたら面白いとは思うけど、攻撃と守備を完全に切り分けられない難しさがある。例えば、守備を守備だけで考えるわけにはいかなくて、攻撃につながるための守備が必要になる。オフェンスコーチとディフェンスコーチで主張が食い違ったら、選手が困ってしまうよね」

 

――とはいえ守備の基本ができていない選手もいると感じるのでは?

 

 

 

PREMIUMコースとは

(残り 1629文字/全文: 2216文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

tags: 栗原勇蔵

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ