「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「監督はあまり話さない人だけど、それは気にならない。(練習試合では) 前ちゃんはすごく周りに合わせようとしてくれていた」(水沼) 他 [宮崎キャンプレポ 5日目]

 

この日、宮崎県は激しい暴風雨に見舞われた。前日夜から断続的に降り続いた雨に加え、強烈かつ冷たい風が全身を打ちつけていく。練習開始から間もなく、グラウンドには水たまりが浮かび上がる悪天候となった。

 

 

そんな条件下でも、チームはパス練習を中心に1時間弱のメニューを消化。スリッピーなピッチを利したスライディングタックルが想像以上に伸びる場面も散見されるなど、珍しい光景が広がる。この日ばかりは多くの選手が居残り練習することなく宿舎へ引き上げた。

 

 

雨風はなかなか収まらず、そのため午後練習は急きょ室内トレーニングに変更された。思わぬ形での予定変更となったが、明日以降の練習も含めたトータルで負荷調整していくのだろう。

明後日29日にはセレッソ大阪との練習試合が予定されている。キャンプの総仕上げともいえる一戦だけに、ピッチに立つ11人の顔ぶれと試合内容に注目が集まる。

 

 

 

 

[コメント]

MF 8 喜田 拓也

「去年の今頃と比べたらチーム状況はまったく違う。メンバーが3分の1くらい入れ替わっているなかで、もともといた選手も新加入選手もみんなが前向きな姿勢でチャレンジしている。一次キャンプを経て新加入選手の特徴もつかめてきた。でも彼らが本当に好きなプレーを出せているかというとそうではないと思うし、まずはチームとしてやるべきことを習得するのが先にくる。そのうえで彼らの良さを引き出していきたいし、徳島との練習試合で言えば阿道(オナイウ)はいろいろ考えながらプレーしていたと思う。それが自然に表現できるようになれば、もっと能力が生きてくる。みんながこなしているのではなく、より深めようとしている。その微妙な差が、最後に大きな差になってくると思う」

 

 

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