「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

炎天下の我慢比べ。根性試しの90分 [8/11 筑波大戦] 【蒼井真理のここだけ練習試合レポ】-2,244文字-

1本目からユース選手が躍動。待望の藤田ゴール

三ツ沢で鳥栖に勝利した翌日の日曜日。陽射しを遮る雲もなく、気温35度を超えるマリノスタウンでBチームが筑波大との練習試合を行った。

4-2-3-1練習試合2013_I2喜田がU-19代表、アンドリューは体調不良で不在。クラブユース選手権(U-18)を制したマリノスユースは金沢遠征中だが、FW武颯と深澤知也、MF汰木康也と早坂翔(以上3年)、GK田口潤人(2年)の2種登録5選手が横浜に残りトップチームの練習に参加。練習試合にも全員が出場した。

1本目の序盤はイーブンな展開。ボールを握る時間はマリノスが長いものの、筑波大の組織的なブロックを崩し切るに至らない。9分に藤田のポストプレーから優平がエリア外から狙うも枠外。10分には天野のCKからファビオがドンピシャのヘッドを放つが、相手DFのブロックに阻まれた。

12分、再び天野のCKからファーサイドで待つ田代の頭上を越えたボールをエリア内で汰木が拾い、DFを1人外して右足のシュートをニアサイドに突き刺し先制。20分にはボランチの早坂がタイミング良い飛び出しで小椋からの縦パスを引き出し、エリア左角からゴール前の藤田にラストパス。藤田は眼前のDFに手を焼きつつも、最後は強引に左足で決めて追加点。

40分、相手陣内でのプレスが連動せず空転。縦パス1本に呆気なく数的不利となり、カバーする動きも緩慢なままシュートを許し失点。1本目は2-1で終了した。

 

炎天下で問われる献身性。…とはいえ、暑すぎる!

2本目開始から小椋と藤田、六反が下がり、ユース5選手が同時にピッチに立った。武と深澤の2トップはユースの公式戦そのままに、相手DFラインのボール回しに対しパスコースを限定する細かな動き直しを繰り返し、チームの守備ブロックは1本目よりも機能性が向上した。

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