「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

 J3でしかプレーしたことのない無名のGKだったパク・イルギュ。15年ぶりの優勝はそのパクなしでは考えられなかった [パク・イルギュ完全移籍]

 

パク・イルギュはマリノスでJ1の選手として一本立ちした。

強化部はそれまで藤枝MYFCやFC琉球といったJ3でしかプレーしたことのなかった無名のGKを発掘し、ポステコグルー監督が試合に起用することで成長スピードを加速させた。

 

 

 

もちろんパクの努力の賜物でもある。2019年の加入当初こそ出番は飯倉大樹(現・ヴィッセル神戸)の陰に隠れてカップ戦に限られたが、瞬く間にアタッキングフットボールの生命線であるハイラインディフェンスに順応。飯倉からポジションを奪い、正守護神として25試合に出場した。

パク抜きで15年ぶりのリーグ優勝は成し遂げられなかった。「後ろにいてくれると安心感がある」と話したのはセンターバックの畠中槙之輔。パクと畠中、そして抜群のスプリント能力を誇るチアゴ・マルチンスが実戦を積み重ねることで連係を高め、攻撃サッカーを後方から支えた。

 

 

パクは誇らしげに言い切った。

 

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