「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

U-24日本代表に選出された前田大然が不在の一戦。 仲川輝人の復活はそのままチームのプラスαとなる [J22節 福岡戦プレビュー]

 

トップ下で先発濃厚の天野が一戦必勝を誓う

 

 6連勝をかけて臨む一戦だ。

明日のアビスパ福岡戦が終わるとマリノスは東京五輪開催による中断期間に入る。次の試合は8月6日のガンバ大阪戦で、約1ヵ月先まで公式戦はない。選手やスタッフは久しぶりにまとまったオフを取るようだ。

フィールドプレーヤー最年長の實藤友紀が先を見据えていった。

 

 

「勝って休みに入るのか、負けて休みに入るのかでは疲れの取れ方も違うし、モチベーションも違ってくる。しっかり勝ち点3を取ってフロンターレにプレッシャーをかけられるようにやっていきたい。連休前にしっかり勝ち点3を取りたい」

 首位の川崎フロンターレがACLを戦っている最中、マリノスはしっかり勝ち点を積み上げて現在12ポイント差。福岡戦に勝利すれば一桁の9ポイント差に迫る。

チームと選手たちは勝ち点の計算などしない。目の前の試合を勝ち続けた先に歓喜の瞬間が待っていることは2019年に実証済みだ。毎試合が重要で、大切に戦っていく。それを繰り返していくしかない。

しかしながらファン・サポーターや筆者の立場からすると、順位表を眺めるのは大きな楽しみなのだ。マリノスが上位にいれば何度でもクリックしたくなるし、もし下位に沈んでしまった時はあまりページを開かないだろう。当然の心理である。

 

 

「ボスがいなくなってから、選手たちにはより主体的にやらなければいけないという責任感が芽生えている。しっかり意思統一できているし、明日も良くない時間でもしっかり耐えられるようにホームでチーム一丸となって戦いたい」

 トップ下で先発濃厚の天野純が一戦必勝を誓っていた。

 

 

畠中は大事を取って欠場か。代役は實藤だろう

 

マルコス・ジュニオールが前節の退場によるサスペンションで不在。ならばトップ下は天野純しかいないだろう。最近は5試合連続で後半途中から出場していたが「見ている人がワクワクするプレーをあまり出せていないと思う。試合展開もあるけど、そこに対して納得していない」と不満げ。たまっている鬱憤を爆発させてもらいたい。

 

 

前線は東京五輪に臨むU-24日本代表に選出された前田大然が抜けている。攻守両面で大きく貢献している前田の離脱は痛手だが、ここは仲川輝人が黙っていないだろう。

 

ヨコエク

(残り 503文字/全文: 1495文字)

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