「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ゴールは取れているけど、もっと取れるチャンスもあった。そこをモノにしていたらもっと早く選ばれていたかもしれない。でもいま選ばれたほうが自信を持って日本代表へ行ける」(前田)他 [FC東京戦前コメント]

 

[コメント]

FW 38 前田 大然

――2年ぶりの選出になる。前回は東京五輪を目指す選手が中心になっていたので、今回は実質的に初代表に近い。率直な感想は?

「前回は自分の実力で選ばれたというよりも、言われたように五輪につながるメンバーということで選ばれたと思う。今回はJリーグで結果を残したからこそ選ばれたと思っていて、それは誇りに思う」

 

――日本は苦しい状況だが、その状況で選ばれたことについて思うことは?

「負けられない戦いが続いている状況で選ばれたので、出場した時には結果にこだわらないといけない。ゴールという形で日本を勝利に導きたい」

 

 

――同世代の活躍に刺激を受ける?

「本来はもっと早く五輪世代が割り込んで、底上げしないといけない。それができていない状況なので、下から底上げできればもっと日本は強くなる。結果と勝利にこだわっていきたい」

 

――森保監督の下でやるべきことは分かっているのでは?

「自分の役割を全うするだけだと思っているので、長所をどんどん出していきたい」

 

――複数ポジションで起用される可能性がある。日本代表で勝負したいポジションや役割は?

「自分がどこでプレーしたいではなく、自分が与えられたポジションでしっかり勝利に貢献することが、日本代表では特に大事になる。そこで結果を残していかないと生き残っていけない」

 

 

――前田選手の特徴をつかんでもらうために工夫することは?

「自分の特徴はある程度分かってもらっていると思うので、細かいところでのコミュニケーションを取って行きたい」

 

――アウェイ2連戦へのイメージは?

「アウェイだけでなくホームも大変な試合だなと見ていて思った。その戦いに選ばれたのはうれしいけど、何か爪痕を残さないと生き残れない」

 

――日本代表戦を見ていて感じたことは?

「見ていろいろ言うのは簡単だけど、やるのは大変。試合になった時にイメージをしっかり表現したい」

 

 

――選ばれることを聞いたタイミングとシチュエーションは?

「強化部の人から発表の直前に言われた。うれしかったけど、自分ひとりの力で入れたとは思わない。チームの中で自分が得点できていたから入れたわけで、チームメイトに感謝したい」

 

――家族には報告した?

「まずは家族に話して、そのあと両親に伝えた。みんな喜んでくれていた」

 

――もっと早く日本代表に入りたいという思いだった?

「ゴールは取れていたけど、もっと取れるチャンスもあった。そこをモノにしていたらもっと早く選ばれていたかもしれない。細かいところなど課題もあった。でも前に選ばれるよりもいま選ばれたほうが自信を持って行けると思う」

 

――東京五輪では消化不良に終わったと思う。そこからの切り替えは?

「五輪が終わってすぐに気持ちを切り替えてチームで結果を残すためにやってきた。そのパフォーマンスが評価されて選ばれたと思っているので、自分がやってきたことは間違いではなかったのかなと思う」

 

 

――スピードはもともあったが、その使い方について考えていることは?

「自分ではあまり分かっていない。でも海外でのプレーや五輪などいろいろなことを経験してきて、自分のスピードをうまく使えるようになってきて。それが感覚的にできるようになってきたのはいいことかなと」

 

――前田選手以外にもスピードのある選手がいる。スピードの生かし方は?

 

 

ヨコエク

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