「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マリノスも、角田自身も、相手に不足なし。 真っ向勝負で勝ち名乗りを上げたい [J8節 鹿島戦プレビュー]

 

先発はFC東京戦の顔ぶれが中心か

 

悔しい敗戦から中3日、再びアウェイの地へ乗り込む。

今度の相手は鹿島アントラーズ。現在5連勝中で、リーグ首位を走る好調チームだ。

そうでなくてもとにかく相性が悪い相手である。最後に勝利したのは、なんと2012年まで遡る必要がある。マルキーニョスが退場したが、中村俊輔と熊谷アンドリューの得点で2-1の勝利を収めた試合。遠い昔のような記憶だ。

以降、カシマスタジアムでは9年連続で黒星を喫している。マリノスにとってこれ以上の“鬼門”はない。

昨季まで鹿島に在籍していた永戸勝也は、カシマスタジアムの雰囲気をこう語る。

「あのスタジアムでプレーするのはホームだったら迫力あるサポーターがいて有利になるし、アウェイチームとして臨むのは難しさがある」

 

 

マリノスにとって日本で最もアウェイを感じるスタジアム、それが明日の戦いの場だ。

しかし連敗だけは避けたい。ACLが控えていることもあるが、優勝争いするならばリーグ戦での連敗は許されない。

サンフレッチェ広島戦ではターンオーバーの意味合いもあって直近の試合から先発を6人入れ替えた。さらに中盤の形を逆三角形にする新布陣を試したが、現時点での機能性は乏しかったと言わざるをえない。オプション認定できるかどうか、今は判断しにくい。

そのため布陣も顔ぶれも前々節のFC東京戦が基準となるだろう。小池龍太と永戸勝也の両サイドバックは先発濃厚で、ポイントゲッターを担うアンデルソン・ロペスや西村拓真も先発に名を連ねるのではないか。

 

 

オプションを試す試合ではなく、勝点3獲得に一意専心すべきゲームだ。

 

 

実績と自信をコツコツ積み上げている角田涼太朗

 

8日の全体練習後、畠中槙之輔と角田涼太朗がセンターバックでコンビを組んでショーン・オントンヘッドコーチの指導の下、特別メニューを行っていた。

 

ヨコエク

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