ファビオ帰国の真相・・・利重本部長「プラスの話ではない」 と厳しい表情
7日、マリノスはDFファビオ(27)が一身上の都合により、ブラジルに一時帰国することを発表した。ファビオは2013年に相模原SCから加入し、昨季はリーグ戦33試合に出場するなどCBとしてレギュラーに定着。今季はリーグ戦23試合出場3得点の記録を残していたが、夏以降は負傷の影響もありモチベーションが著しく低下していた。
クラブの引き留めに応じることなく、ブラジル人CBは日本を離れる決意をした。報道陣の取材に応じた利重孝夫チーム統括本部長は「天皇杯の期間が開くタイミングでもあり、ファビオから早期に帰国したいという依頼があった。私たちとしては、天皇杯の最後まで一緒に戦おうと話していた」と経緯を説明。しかし「昨日(6日)、クラブの了解が得られなくても向こうでやらなければいけないことがあると申し出てきた。本人の意志が固かった」と話し、この結果に至った。
現場の長であるエリク・モンバエルツ監督は「私としては、天皇杯の最後まで残ってほしい思いがあった」と心境を吐露。身体能力だけでなくビルドアップ能力も評価して主力として起用し続けた張本人なのだから当然だろう。それでも、ファビオを引き留められなかった理由については「それはファビオに聞いてほしい。彼なりの理由があると思う」と話すにとどまった。
すでに帰国が発表されているカイケの件とは異なり、今回は契約違反として扱われる。したがって「クラブとしては本意ではなく了承していないので、サラリーの減額などのペナルティを科すということにさせてもらった」(利重本部長)。天皇杯決勝が行われる1月1日まで契約が残っており、それ以前に自らの意思で帰国するのだから受けて然るべきペナルティである。
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