「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ポステコグルー監督はピッチ内外において規律を重んじ、チーム全員がファミリーとして行動することを求める [石垣島キャンプ6日目レポート]

 

練習試合翌日、午前練習はグラウンドではなくホテル内の施設を使ったリカバリーとなった。施設上の問題もあって非公開となったが、スタッフによるとプールを使用したという。これまで二部練習終わりにホテル近くのビーチでクールダウンしたケースもあり、新しい体制になって疲労回復を狙いとするトレーニングにもひと工夫がある。

午後は通常通りグラウンドで練習を行ったが、こちらも約40分と軽めのメニューに。リフティングやボールコントロールなど基礎メニュー中心のウォーミングアップでは選手たちから笑みもこぼれた。続いてオフェンス陣とディフェンス陣でセパレートトレーニングを実施。攻撃陣はクロスからのシュート練習、守備陣は4バックとワンボランチがセットとなり、最終ラインのアップダウンやクロス対応の動きを確認した。

 

既報のとおりアンジェ・ポステコグルー監督はピッチ内外において規律を重んじ、チーム全員がファミリーとして行動することを求める。そして、この日のように練習試合翌日のトレーニングも昨季までとは大きく変わっていく可能性がある。指揮官は「今日の練習メニューはプレシーズンだからということもある」と話すにとどめたが、ウォーミングアップやクールダウンの方法も以前とは大きく異なる。

 

 

選手たちはさまざまなシチュエーションに即座に対応しなければならないが、皆が前向きに取り組んでいる様子は好感が持てる。スタッフも含めて誰もが手探り状態とはいえ、まずは現場の長である監督が向く方角へ進んでいく。こうしてトライ&エラーを繰り返すことでチームとしての大枠が作られていくのだろう。

 

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