石井紘人のFootball Referee Journal

【ハンドリングと富樫へのオフサイドの適用】トゥーロン国際 U-23日本代表×ポルトガル ミロ審判団評

23歳以下の世代を対象としたナショナルチームの大会であるトゥーロン国際大会。大会名の通り、フランスで行われており、この試合の主審は地元フランスのミロ主審率いるトリオが務めた。40分ハーフという変則マッチではあるが、特別な競技規則で試合が行われている訳ではない。

2分、日本のアフターのチャレンジをしっかりとる。3分の競り合い、4分も影響をしっかりと見極め、ファウルをとった。8分にはスローインの位置を細かく指示、14分にはドリブルをホールドで止めた選手に注意をするなど、厳しくジャッジしていく。日本にとって慣れた基準である。23分には、アフターで蹴りに行ったジウソン・コスタにしっかりと警告を与える。CK前にはポジション争いに介入し、大きな判定が起こるのを未然に防ぐ。80分にもカウンターをファウルで止めた選手に警告。笛がワンテンポ遅れるなど気になるレフェリングもあったが、それ以上にポイントとなったのは62分。

三丸が左サイドからクロスを上げ、オナイウがジャンプするものの届かず。この裏に流れたボールが、クリアしようと足を伸ばしたパウロ・エンリケの右手に当たる。そして、そのこぼれ球が中央にいた野津田の元に。野津田は決定的なシュートをはなつが、浮いてしまう。

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